kiri blog

残念なお知らせばかりで恐縮です。

アトリエ木里ではこの春の二つの展示を延期することと決定しました。

昨日から開催予定だった、楽しいPOP-UPの世界、下林教生の仕事展と

アトリエ木里渾身の企画展、4月11日から開催予定の『花・土・季』です。

 

ご存知の方も多いと思いますが、下林教生は私の父で、

父の遺品を整理していたら、膨大な数の生前の仕事の資料が出てきたことから

展示の企画が始まりました。

父の仕事は丁寧で秩序正しく保存されていましたが、

父の生い立ちや経歴を調べるうちに今まで知らなかったことを知ることが出来て

ワクワクしながら展示の準備を進めてきたところでした。

父の孫たちも映像を作ったり、それに音楽をつけたり、

わずかですが販売できる形にした父の仕事の成果や

また父の図面から起こしたTシャツまで用意して開催を心待ちにしていました。

しかし状況を危ぶみながら準備をしていた開催三日前の水曜日、

都知事の会見で外出自粛要請が出たところで、延期の決断をせざるを得ませんでした。

いつものアトリエ木里の展示と違い、個人的であまり興味のない方が多いのでは、

と懸念しつつ企画したのですが、

思ったより反響が多く、いついつ行きます、楽しみにしています、などの嬉しい反応がたくさんあり、

延期のお知らせを出すのもギリギリで、辛い決断でした。

 

それから増える一方のコロナウィルス感染者数です。

次の展示である『花・土・季』についても苦渋の決断をせざるを得ませんでした。

 

この展示はアトリエ木里によく来て下さる西方京子さんが、

素晴らしい手紡ぎ手織りの作家さんであることを知って

ぜひアトリエ木里で展示を、とお願いしたところから企画が始まりました。

違うジャンルの女性作家による、技の際立つ手仕事の三人展を、と思い、

まずはアトリエ木里では珍しいジャンルである、手作り腕時計の明・衣さんにお声をかけ、

もうひとかた女性の陶芸家でふさわしい雰囲気の方を探していたところ、

赤坂ジャローナさんで大平真己さんの作品に一目惚れ、

お忙しい中、無理を言ってお願いしました。

そういう経緯でアトリエ木里の企画展としても格別力の入った三人展ですが、

だからこそ、安心して来ていただけることが一番だと思い、延期することといたしました。

 

工芸作品の展示は、身につけるものであれば、手で触り、首に巻いたり腕につけたりして試着します。

それに陶器も必ずお手にとってご覧いただくのが正しい販売方法だと思っています。

なので、そういうことを制限しての展示販売はいかがなものかと思いました。

 

そして、一番怖いのが私自身が症状の出ていない感染者かもしれないということです。

知らないうちに多くのお客様を感染させてしまうかもしれません。

 

季節に合わせて製作してくださった三人の作家さんには

本当に申し訳なく、思っています。

楽しみにしていらしたお客様も多くいらっしゃるはずです。

 

そういうわけで二つの展示が延期となり、その期日も決められない状況を

どうぞご理解下さいますよう、よろしくお願いいたします。

皆様もどうぞお気をつけて下さい。この時期を皆で乗り越えて行きたいと思います。

しばらくの我慢です。

 

 

2020.03.29 Sunday|-|by アトリエ木里


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