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報告その2

先日、明日続きを、と言いながら不覚にも風邪を引き、投稿が遅れました。

前回は假屋淳子さんの絵と、日本の家屋と絵を飾ることについて書きましたが、

今回は酒井泉さんの作品と、アトリエ木里の姿勢について書こうと思います。

 

酒井さんは元々美大の油画科を出ていらっしゃるので、よく絵のような陶器と言われることがあります。

陶器の肌が凝っていて、釉薬をかけてから拭き取ったり、わざと引っ掻いたりして

独特のマチエールを作っています。

また、セージ色(青磁ではなく、ハーブのセージです)や

スプラウトグリーンのうつわは料理がとても映えそうで、使うのが楽しみですね。

今回は唐津の土を使ったものもあって、独特の鉄の風合いが面白く、

様々な大きさの飯碗など、新米ごはんがおいしそうでした。

つるつるピカピカの陶器に比べて味わい深い酒井さんの絵のようなうつわがとても好きです。

以前小皿豆皿展の時に戯れに作った柿渋染めのランナーや古い梁を再生した台が、

酒井さんのうつわにとても合っていて、嬉しかったです。

 

私は自分の好きな作家さんの好きな作品だけの企画展をしていますが、

わざわざ観に来られて、こういうのは好きじゃない、と思われる方もいらっしゃいますね。

DMで全く興味が持てない、という方も多くいらっしゃると思います。

以前、木里さんに来て下さるお客さまはいいですね、必ず買ってくださる、

と作家さんに言われたことがあります。

それは、買わない方が見えない、ということなので、良いようだけど全然良くないのです。

ふらりと観に来て欲しいのに。
作品展というのは、多くの方に観て頂いてなんぼということで、通りがかりにふらりと入って下さるのが一番嬉しい。

もちろんアトリエ木里は入場無料です。

ふらりと入って頂いて、もしも、万が一気に入って値札の金額を払っても欲しい、

という場合のみお買上げ下されば良いのです。
私はアトリエ木里がアートを体験出来る場所、というような構え方はしていませんが、

絵を見たり、作品を触ったりして、心地よいと感じてそれを伝えて下さったら、

企画して展示してそれなりに宣伝して、8日間開けていることの褒美だと思っています。
行ったら買わなきゃ悪い、ということは全然ないのです。
もちろん存続のためには収入を得たいし、作家さんにきちんとペイしたい。

だけど、私に義理立てする必要は全くありませんから、本当にお気軽に観に来て下さいね。

行ったら何か買わなきゃ悪いから、と、足が遠のくのがとても残念です。

魅力ある作品展を企画し、ちょっと行ってみよう、と思うようなDMを作成し、

観に来て面白かったな、とか面白そうだから観に行こうかな、

というような、ちょっとしたサーヴィスなども考えて行かなくてはならないでしょう。

ガンバリマスのでどうぞこれからもアトリエ木里をよろしくお願いいたします。

さて次はお待ちかねペケさんのペケバッグてんです。

どうぞお楽しみに。

 

2018.11.03 Saturday|-|by アトリエ木里


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