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メッセージTシャツ展も終わり、アトリエ木里も変化のとき

LOVE &PEACE 愛と平和のメッセージTシャツ展終わりました。

思いを伝えるTシャツ展という企画でしたが、

私の思いは伝わったでしょうか。

アトリエ木里が作家さんに思いを伝え、

それを作家さんが作品として表現、

その思いが伝わった方が購入する、という

めんどくさいコンセプトでしたが、

作家さん方はそれぞれが考えに考えて、作ってくださいました。

そして、メッセージを受け取って購入された方もいらっしゃいました。

また、そういうこととは関係無しに、

すてきなTシャツ!と感じ取って買って下さったかたのほうが

多かったと思います。

すこし私の企画をすり抜けて行ったようにも思えますが

そういう方が10倍来てくだされば成功だったとも言えます。

 

絵は家に飾り、あるいは残念ながら箱に入れたまま飾られなかったり、

外に出ることはありません。

うつわは家で使いますが、お客をしないかぎりは他のかたが観ることはないでしょう。

けれども着るものは、必ず他者の目に触れる。

目に触れるということは、いいことじゃないですか。

ので、多くの方が関心を持ってギャラリーに来てくださる。

そういう意味で期待した割には、、、、。

結果はあまりよくはなかった。

企画の練りが足りなかったこと、またイベントの説明と宣伝の仕方が甘かったこともあり、

アトリエ木里もまだまだだなあと思いました。

もちろんとっても気に入って喜んで下さった方も、

いい企画だと褒めて下さった方もいらっしゃいました。

本当に感謝しています。

遠くは広島からも来てくださり、

アトリエ木里は幸せ者だなあとも思いました。

 

また、新しくお客さまになって下さった方、

そして新たな繋がりが出来そうな気配もあって、

そういう人と人をつなげる場所であることもギャラリーの役割のひとつであるとも思います。

グループ展にはそういう力もあります。

けれども、猫展、おくりもの展、とTシャツ展、もう何回も続けている企画を

少し考え直すべき時が来ているような気がします。

いろんな意味で、変わりたい。変わらなければいけないと思っています。

アトリエ木里の中身も外も。

つまり企画も箱も、ということです。

 

この企画展のあいだ、ずっと読んでいた本があります。

堀田善衛の「若き日の詩人たちの肖像」

戦前、戦中の詩人たちが、召集までの限られた時間を

膨大な量の本を読み、思索し議論し詩作する。

しかも世の中は戦時一色。ひとつの思考や価値観しか許されず

多くの才能ある若者が捉えられ、拷問を受け転向するものもあり、死ぬ者もある。

その中で主人公の若者がひたすら本を読み、学び急ぐ。

せめて35歳まで生きられたらなあ、と何度も出て来る主人公の思い。

35歳まで生きたら、今学んでいることや、書きたいものが仕上げられる、

と言うことなのだとおもう。

恐ろしくて辛くてしかも長い本。

筆者の筆の力と書き残しておかなくてはならないという執念を感じ

下巻は一気に読み進みました。

 

アトリエ木里の問題に立ち返れば、

変わらないのは今後とも通したいと思っている一本の柱。

それは平和と人権、そして表現の自由が守らなければならないということ。

決してあの暗黒の時代に後戻りしてはならないということです。

これに少しでも寄与出来ればアトリエ木里というスペースの意味があると思うのです。

愛と平和、と大げさに構えましたが、これはずっと持っていたいテーマ。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018.05.26 Saturday|-|by アトリエ木里


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